2008(平成20)年10月21日 議院運営委員会質問(会計検査院検査官 国会同意人事について)

 

 
○行田邦子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の行田邦子でございます。
 山浦検査官には、本日はどうもありがとうございます。
 私は、まず検査院からの天下りについて質問をさせていただきます。
 会計検査院というのは内閣から独立した機関であり、独立を生命線とする財政監視機関であります。その機関から天下りをするというのは自殺行為に等しい、納税者の期待に背を背ける行為であるといった指摘がなされています。
 受検庁に対する厳正かつ公正な検査という観点から、会計検査院も天下りを極力排除すべきと考えますけれども、御所見をお伺いしたいと思います。また、会計検査院からの天下りの現状をお聞きしたいと思います。
 
○参考人(山浦久司君) この点については私、最初の就任に当たっての所信表明でも明言いたしましたし、この姿勢は変わっておりません。
 特に天下りをするという、天下りという言葉は適当かどうか分かりませんけれども、少なくとも受検、検査を受ける側の機関に職員が再就職することによってなれ合いが出てくるんではないか、それからそういうことを国民が知ることによって検査院の検査の信頼性、これが損なわれる可能性がある、そういった意味で極力これは避けるべきだということで、検査官会議でもそういった職員に対する再就職の指導等に当たってきております。
 実態と申しますと、特に幹部職に就いていた職員の再就職の問題でありますけれども、これも二人いまして、一人は技術畑の人でそういった技術者を育てるための機関に就職する、それからもう一人は研究職に就職すると、そういうことで、この件については検査に直接関係ないということで了解いたしました。
 そういうふうに、行田先生が御指摘のところ、こちらも今後とも心して指揮してまいりたいと思っております。
 
○行田邦子君 ありがとうございます。
 次に、道府県における不正経理についてお伺いしたいと思います。
 マスコミ報道になされているとおり、十二道府県での不正経理が見付かったということです。こういった自治体においての不正経理というのはあってはならないことであり、また厳正な対処をしなければいけないというのは当然だと思いますが、一方でこのような不正経理が自治体において行われてしまう、その背景には補助金を使い切らなければいけないというような現状の国の補助金交付の在り方そのものにも問題があるのではないかというふうに考えております。
 自治体における不正経理の再発防止そして国費を使った事業の執行の適正化という観点からすると、会計検査院としては、自治体の経理処理の適正化を求めるだけではなくて、国に対してもあるいは事業官庁に対しても厳しく指摘すべきではないかと考えておりますが、御所見をお願いいたします。
 
○参考人(山浦久司君) この点もまさにおっしゃるとおりでございまして、こういった国の補助金を出す側も、やはり出すに当たっての審査の体制それから決算の結果についての審査、それをまた補助金に反映させていく、こういったシステムをしっかりと維持すべきだと思っておりますし、検査院はそのすべての支出行為の結果を見るだけでございまして、そこはもう合規性に従って判断していかざるを得ない。その意味では、むしろ第一次的な現場、補助金を受ける側であります自治体それから交付する側の本省、そちらの方での会計責任をしっかりと維持してもらいたいと、そういった視点での指摘をこちらの方も続けてまいっております。
 
○行田邦子君 ありがとうございます。

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